聖母のさゆり保育園

園の理念と方針

 

保育理念
『世界の平和と善に貢献する人を育てる』

保育方針
*キリストの教えに基づき、人を愛する心を 

 育てる。
*モンテッソーリ教育法による保育を行い、 

 自主的活動と個々の発達を援助する。

             具体的な内容は下記をご覧ください


保育目標
*他者との関わりの中で、相手を思いやる心を

 育てる。

*自分で考えて行動する子どもを育てる。

 

 ◆キリスト教の教えに基づいた保育

  キリストの教えに基づき、神を敬い、自分のように人を愛する心、大自然の賜物に感謝し、いのちを大切にする心を育てます。毎日の保育の中で、自然と神へ心を向ける=「祈る」ことができるよう、食前の祈りや帰りの集まりなど、静かに心を落ち着ける時間を大切にしています。
各保育室には「おいのりコーナー」が設けられ、祈りの時にはロウソクの明かりが灯されます。
 年間を通してたくさんの行事が行われますが、5月のマリア祭は親子で献花をお捧げし、5歳児の旗パレードで華やかにお祝いします。12月のクリスマス会では4.5歳児が降誕劇を演じ、困っている人や弱い立場の人たちの為に祈ります。日々の生活の中で子ども一人ひとりにたくさんの愛を注ぎ、「感謝する心」や「他者への思いやりの心」を育てます。

 

◆モンテッソーリ教育法を取り入れた保育

【整えられた環境で自由に個別活動に取り組む】
・子ども一人ひとりの興味、能力に応じた生活、「自由な個別活動」ができるよう、色々な領域の教具・教材を準備し、その日の自分の活動を自分で決められるよう導いています。集団で同じことをするのではなく、一人ひとり自分の敏感期の活動に出会えるように、「しごと」を自分で選び、それに打ち込み、より深く活動に集中できるように援助します。

【子どもの中の自発性を尊重する】
・室内には子どもが「やってみたい」「おもしろそう」と思わせる教具がたくさんあります。子どもが自由に「しごと」を選べる環境の中で、どの子どもにもある知的好奇心が自発的にあらわれるよう、発達段階に適した環境を準備しています。

【異年齢混合クラス】 *たてわり保育
・乳児は1歳児クラス、2歳児クラスに分かれています。3~6歳児クラス(3歳の幅を持つ異年齢混合クラスの編成)の子ども達は、たてわり保育の中で兄弟のように共に生活し、小さい子どもは大きい子どもの活動を憧れのまなざしで見て学び、大きい子どもは小さい子どもの世話をする喜びと自覚を感じる等、互いに助け合い学び合うことを体験していきます。社会的、知的協調心を促し、人として大切な寛容、忍耐、責任、自由、尊敬、感謝など、豊かな心が育まれます。

 

◆マリア・モンテッソーリとは
 マリア・モンテッソーリ(1870-1952)は、イタリア最初の女性医学博士の一人として知られ、1907年にローマのサン・ロレンツォ街に最初の「子どもの家」(現在ではモンテッソーリ教育を実践する幼児教育施設をいう)を設立しました。知的障害児の治療教育の成果を基礎にして、一般の教育、特に幼児教育方法を確立し、子どもの科学的な観察に基づくモンテッソーリ教育を提唱しました。

 モンテッソーリは、「子どもには生まれながらに自らを成長発達する自然のプログラムと力が備わっており、適切な環境と援助が与えられるならば、自分自身で積極的に成長を遂げる存在であること」を発見しました。モンテッソーリ教育の目的は、それぞれの発達段階にある子どもを援助し、『自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学びつづける姿勢を持った人間に育てる』ことです。