2歳児クラスは静かです

 今日は朝から雨…。戸外で遊べないので子どもたちは保育室で好きな遊びをみつけてお仕事に夢中です。楊枝さしやぺぐさし(カップケーキ)は小さい穴に集中して差し込みます。手首をコントロールしながら一点を見つめて取り組んでいます。ボタンやスナップ留めはちょうど衣類のボタン留めを練習中なので興味津々です。スナップは穴が重なる部分が見えないので、プチッと押すタイミングを見計らって遊んでいます。洗濯ばさみは開閉が柔らかいものを選び、台紙には色別に留められるように洗濯ばさみと同じ色がついています。開閉は上手になってきましたが、洗濯ばさみが横向きになってしまうので、なかなか留められず「う~~ん💦」と機嫌を損ねながらも、一緒に手を添えて行うと満足していました。そして今2歳児クラスで人気なのが、「糊付け」作業です。指を拭くための糊雑巾を洗ってギュっとしぼり、糊、下敷き、台紙、貼る紙とたくさんの物を一人で準備しています。人差し指に糊を少しだけとり、「ちょっと?」と保育士に指を見せながら糊の量も加減して行っています。「糊は少しで大丈夫だね」と声をかけると、子どもは糊の量があっていることに「できた!」と喜びの表情を見せています。貼り終わると糊雑巾を洗ってしぼり、物干しに洗濯ばさみでとめて、きちんと次の人のために棚に片づけて終わります。まだ進級して1ヶ月経っていませんが、クラスの中は子どもも落ち着き、活動に熱中して静かです。子どもが遊びに熱中している時は、大人はできる限り静かに様子を観察し、必要以上の声掛けは控えるとよいでしょう。満足するまで遊びに熱中できると心が満たされ、自然と子どもの行動は落ち着いてくるものです。

4,5歳児ダンス

 今年度から月に2回、4,5歳児のダンスが開始しました。各年齢30分ずつですが、子どもたちはとても楽しみにしていました。まだ柔軟体操が中心ですが、体をほぐしながら曲に合わせて手足を伸ばしたり、色々な動きに挑戦しました。保育園は園庭が広いので毎日体を動かして遊んでいるので、先生の真似をして上手に体を動かしてポーズをとる子どももいますが、全体的には子どもたちの体が硬いなぁ~と感じました。また、5歳児はスキップは殆どの子どもがリズミカルにできていましたが、「横・上・横・上・・・」と手を真横に広げて頭の上で手をたたき、リズムをとりながらのスキップは、少し難しそうでした。まだ開始したばかりなので、これからいろいろな動きを習得してダンスまでつながることを期待しています。

1歳児も遊びに夢中!

 4月入園の1歳児。登園時はお父さんやお母さんと離れると大泣きですが、天気の良い日は戸外に出るとみんな泣かずにのびのび遊び、散策や砂場、遊具等にも興味を示して楽しそうに遊んでいます。先週から少しずつ室内の活動も始めてみました。個別に型はめパズルや玉落とし、スポンジ落としを促すと興味津々です。容器に大きな穴や小さな穴が開いていて、色々な素材を落として楽しみます。入園して3,4日ですが、椅子に座って夢中になって遊んでいる姿を見ると一日一日成長している子どもたちに驚かされます。特にこの時期は物を握る、つまむ、穴に入れる等の遊びが大好きで、手首のコントロールをしながら上手に行い、何度も何度も同じ動きを繰り返します。初めは大きな動きから、段々微細な動きにつながっていくので、子どもが何かに夢中になっている時はできるだけ声をかけずに遊びを見守るようにするとよいですね。(口に入れないように注意して見守りましょう)

イースターエッグさがし

 今年は3月31日(日)が復活祭でした。毎年復活祭の翌日には保育園でイースターエッグ探しが行われ、復活祭をお祝いします。子どもたちは「たまごさがし!」と言ってとても楽しみにしている行事です。いつもは園庭のあちらこちらにたまごを隠すのですが、ちょうど3時半過ぎから雷とひょうが降り始め、今年は保育室に隠して行いました。乳児クラスから順番にたまごを探しました。籠のなか、棚の奥など、みんな楽しそうに探していました。たまごを見つけると満面の笑顔で「アレルヤ~!」と大きな声で知らせる子どもたち。今日は卒園した1年生も一緒に行いましたが、まだ卒園して2日しかたっていませんが、「なつかしい~」と話していて笑ってしまいました。みんなお家に帰って食べるのを楽しみにしていました。

卒園児最後の遠足

 3月22日、卒園児は最後の遠足で上千葉砂原公園まで歩いて出かけました。子どもの足で片道40分ほどかかりますが、みんなよく歩きました。初めに大型遊具で遊びましたが、「ちょっとこわい…💦」としり込みしていた子どもたちも、何回か挑戦すると自分にもできることがわかり、何度も登って遊んでいました。動物は見学のみでしたが、「いつくじゃくの羽が開くんだろう?」「あのカモは絵をかいたよりも模様がきれいだね」「リスの目の周りは白い丸になってるんだ~」等、普段じっくり見ることができない生き物の姿に興味津々でした。待ちに待ったお弁当の時間は互いの弁当を見せ合いながら、おいしそうにモリモリ食べていました。大好きなキャラクターのおにぎりや手作りのハンバーグ等、愛情いっぱいの弁当に子どもたちも嬉しそうでした。天候は良かったのですが、午後は風が冷たくなってきたので1時間早く帰園しましたが、楽しい一日を過ごすことができました。

進級しました!

 3月19日に在園時は一足早く進級式を迎えました。新入園児を迎える前に少しでも新しい環境に馴染めるように、毎年4月を待たずに進級します。無事に進級式を迎えられたことを神様に感謝し、子どもたちは手を合わせてお祈りします。1歳児から順番に、一人ずつ名前を呼ばれると嬉しそうに園長先生から新しい名札をいただきます。ちょこんと頭をさげてお礼をする子どもや、「ありがと」と言葉で伝えられる子どももいました。幼児クラスはピシッと姿勢を正して、名前を呼ばれるのを今か今かと待っていました。一つ大きいクラスの名札をいただくことはさゆり保育園の子どもにとって大きな出来事であり、憧れの「バッチ」です。保育士が胸に付けるとみんな誇らしげな表情を浮かべ、互いに見せ合いながら喜んでいました。式が終わると早速年長児になった男の子は、「わからないことはぼくにきいてね!」と大張り切りで3歳児の世話をしていました。4月には新しい”さゆりっこ”たちを迎えます。またどんな1年なるか楽しみです。

今日は卒園式

 本日、暖かな春の陽気の中、保育園では卒園式が執り行われました。長い子どもは5年間、一番短い子どもは1年3か月間の保育期間でしたが、15名の子どもたちを無事に送り出すことができました。在園中は新型コロナウイルスが流行し、行事の縮小や中止でたくさん我慢してきた子どもたちですが、今日は一人ひとり火の灯ったロウソクを持ちながら入場し、みんな晴れやかな表情で立派に保育証書を受け取っていました。卒園の歌「さよならぼくたちのほいくえん」を歌う子どもたちの表情を見ていると、1歳のころからの成長を思いだし、グッとこみ上げてくるものがありました。元気いっぱい園庭を走り回って遊んだり、友だちと喧嘩をしたり、何かあればお互いに心配したり助け合ったり…。保育園生活の中でたくさんのことを経験して、たくましくて優しい「さゆりっこ」に成長したことを感じて嬉しくなりました。退職した職員も子どもたちのためにお祝いの大型メッセージを届けてくださいました。近くにいなくてもいつも応援してくれる人がたくさんいることを、子どもたちも感じ取ってくれたと思います。3月末までの2週間はまだ在園していますので、いっぱい遊んで楽しい保育園生活を過ごしてほしいです。保護者の皆様にも在園中は様々な面で子どもたちを見守り、ご協力いただいたことに感謝しています。みなさん、ありがとうございました!

お仕事に夢中!

 先日1歳児クラスを覗くと、保育室の中がとても静かです。指先を使う遊びをたくさん行っている1歳児は、手首のコントロールや指先を起用につかい、ボタンや洗濯ばさみの「おしごと」に夢中です。みんなカメラを向けても気づかないほどの集中でした。色や形の弁別が理解できるようになっているので、「あか!」「あお!」と嬉しそうに教えてくれます。月齢の高い子どもは「おんなじ~」と嬉しそうに色を合わせて遊びます。絵カードは「しゃもじ」「はし」「スプーン」「おたま」など、本物の調理器具を絵カードの上に合わせておきます。単語を真似していえる子どもには、「これはしゃもじだよ。しゃもじ。」と何度も発音を聞かせます。例えば、子どもが「はち(はし)」と言っても、大人は「そうだね。”はし”だね。はし。」と、正しい名称や発音を聞かせていくことが大切です。真似して言ってみる、知ってる言葉を言ってみるなど、子どもの言葉を代弁しながら、話すことの楽しさや人とのやり取りの楽しさを知らせていきたいですね。

リサイクル学習会

 本日、幼児クラスの子どもたちは、足立再生館によるリサイクル学習会に参加しました。初めに大型紙芝居を見て、今、地球が大変なことになっているので、外出した際もごみは持ち帰りましょうという話がありました。その後、3歳児、4歳児、5歳児の順に、ごみの釣りゲームを行い、みんな大盛り上がりで、牛乳パック、ペットボトル、缶、家庭ごみ等、釣り竿で釣って、それぞれ分別のごみ箱に捨てるという体験を一人ひとり行いました。子どもたちは「がんばれ~!がんばれ~!」と大きな声で友だちを応援し、年齢ごとに分別が正しくできたかを確認してもらうと、どの年齢も大正解!!「イエーイ!!イエーイ!」と飛び上がって大喜びでした。最後に「牛乳パックはリサイクルすると何になるか?」という質問に、「細かくなる」「植木鉢になる」「紙になる」と答えていましたが、牛乳パック6本で1ロールのトイレットペーパーができることを教えていただくと、みんな驚いていました。「ペットボトルは何になるか?」という質問には、「プラスチックになる」「鏡になる」「スイカになる」と答え、Tシャツやエコバック、エプロン等に生まれ変わると聞き、「へぇ~!」とびっくりしていました。今後子どもたち自身がリサイクルを意識して生活し、私たちの住む地球を大切にできたらいいなと感じました。

みんなで音楽会

今日は子どもたちが待ちにまった音楽会。保護者をお招きして披露する行事としては今年度最後のお楽しみでした。1歳児は背中にマントをつけて「ちびっこマン体操」を元気に踊りました。普段恥ずかしくて幕が開くと友だちの後ろに隠れていた子どもも、曲の最後にはみんなより一歩前に出て、堂々と踊っていておもしろかったです。2歳児は「サメのかぞく」で」、曲がなると左右の幕から泳ぎながら出てくるサメたち。振りも少しアレンジをして楽しそうに踊っていました。3,4歳児は歌と合奏をしました。大きな声で歌い、カスタネットや鈴など普段よく使う楽器だけではく、4歳児はウッドブロックや木琴、鉄筋、ハンドベルも練習し、早くならないように周りの音をよく聞いて演奏できていました。5歳児は最後の音楽会。歌やピアニカ演奏の他、一年間練習してきた和太鼓を披露しました。演奏前の子どもたちは「ばっちりです!」「ママたちアンコールしてくれるかなぁ?」とやる気満々でした。法被を着て頭には豆絞りを付け、いつもより引き締まった表情の子どもたちでした。みんなで声を出しながら腕をいっぱいに上げ、立派に2曲演奏しました。「アンコール!アンコール!」と手拍子がなると、みんな嬉しそうな表情で、アンコールにこたえて演奏してくれました。年度末の忙しい中、お仕事を調整して子どもたちの音楽会に参加してくださった保護者の皆様の温かい拍手に、成長した子どもたちの姿や頑張っている姿を見ていただけたこと、そして子どもたちもお父さんやお母さんと一緒に音楽会が過ごせたことに大きな喜びと嬉しさでいっぱいの一日になりました。

鬼がきたよ~!

 2月2日、保育園では節分会の集会がありました。幼児クラスの子どもたちは鬼のお面をかぶり、「今日は豆まきだね~!鬼くるのかな?」とドキドキしつつ、とても楽しみにしていました。節分会の集会では鬼が登場する「一寸ぼうし」のペープサートを見ました。3学期にもなると1歳児も少し長いお話もよく聞いていて、静かに座って見ることができていて感心しました。最後に鬼が落とした打ち出の小づちをお姫様が振ると、一寸ぼうしは大きく成長し、その姿に5歳児は互いに顔を見合わせて、「よかったね~」と言わんばかりにホッと肩をなでおろしていました。その後は子どもたちのかわいい鬼に、「鬼は外~!福は内~!」と職員が豆をまいていると、ドンドコドンドコと太鼓の音がして、子どもたちは一瞬ピリッと静まりました。赤鬼と青鬼が登場すると必死に逃げる子どもや、「おには~そと~!!」と負けじと豆を投げる子ども等いろいろでした。泣き虫鬼や、いばりんぼ鬼を追い出すと、福の神が登場です。「心の中の悪い鬼はいなくなったので、良い心で春を迎えましょう!」と子どもたちに伝え、無事に豆まきが終わりました。給食は節分の行事メニューで、鬼キーマカレーにみんな嬉しそうにモリモリ食べました。4日は立春です。暖かな春はもうそこまできていますね。

観劇会に参加

 1月26日に5歳児は曳舟文化センターで行われた劇団プークの観劇会にでかけました。「エルマーとりゅう」の人形劇で、約1時間15分ほどの公演でした。子どもたちはエルマーと竜が冒険をする場面はハラハラドキドキでしたが、長い時間よく見ていました。今回初めて終了後に舞台上で出演していた人形たちと記念撮影ができました。その後は待ちに待った昼食です。朝早くからお母さんやお父さんが作ってくれた弁当を友だちと見せ合いながら、みんな嬉しそうに食べていました。風が冷たかったのですが、「こうえんいきたい!」と楽しみにしていたので、帰りには大谷田南公園に寄り、体をたくさん動かして遊びました。5歳児にとっては卒園まであと2か月の保育園生活ですが、楽しい思い出をたくさん作ってほしいなと思っています。

凧つくり・凧あげ

 朝の身支度を終えると、子どもたちはけん玉、こま回し、かるたとり等のお正月遊びに夢中です。1歳児クラスも凧つくりをしていて、各々個人のマークが描かれたビニール袋にシールをペタペタと熱中して貼っていました。そして幼児クラスは凧つくりのデモンストレーションを行い、材料の紹介、始めから終わりまでの作り方を一つ一つ丁寧に作って見せました。子どもたちは毎年作成しているので、何となく作り方は頭に入っていますが、今年初めて作る3歳児は絵をマジックで描くところからワクワクしていました。りんごや電車、ハート、ダイヤモンド、好きなキャラクターの絵など、楽しそうに描いていました。難しいのはタコ糸を結ぶところで、みんな苦戦していましたが、保育士に手伝ってもらいながら凧が完成しました。園庭に出てみんなで凧あげをして、とても楽しそうに遊んでいました。幼児クラスは何個でも作れるので、しばらくは凧つくりに熱中しそうです。

あけましておめでとうございます!

 新年、あけましておめでとうございます。今年もエプロン日記で子どもたちの園生活を発信していきますので、よろしくお願いします!年末にはインフルエンザやアデノウィルス、胃腸炎等で体調を崩していた子どももいましたが、保育園は今日から3学期のスタートです。まだ冬休みの子どももいるので登園しているのは半数ですが、みんな元気に登園しました。幼児クラスの子どもたちは楽しいお正月を過ごした思い出を絵に描いたり、「おばあちゃんにお年玉もらった!」「電車に乗ったんだ」等、クラスは子どもたちの会話で賑やかでした。元旦早々に能登で大きな地震や津波が起こり、その後飛行機事故等、被害にあわれた方がたくさんいらっしゃいます。一日もはやく日常を取り戻すことができますように、子どもたちと一緒にお祈りしたいと思います。

みんなで大掃除!

 保育園は明日12月29日~1月3日まで年末年始の休みに入ります。毎年12月の最後の週は、子どもたちも自分のロッカーや引き出し、保育室の床、下駄箱等、きれいに拭いて大掃除をします。27日に、「今日はみんなで大掃除をします!」と伝えると、みんな大張り切りで、雑巾を手にやる気満々です!まずは自分の衣類の引き出しの掃除です。衣類をすべて出して引き出しの中を雑巾できれいに拭いたら、衣類を畳みなおしてしまいました。

その後、道具箱を拭いたり、靴箱をほうきで掃いて雑巾で拭きました。子どもたちはとても楽しそうに掃除を行い、「はぁ~、大掃除って疲れるね~!」「きれいになってよかったね!」と言いながら笑顔いっぱいでした。28日は5歳児がホールの掃除、3,4歳児は保育室の掃除と分担しながら、床や棚、ロッカー等をきれいに拭いて大掃除終了です。今年も無事に一年を終えることができ、新たな年を気持ちよく迎えられそうです。よいお年をお迎えください!!

水害訓練

 今日は水害訓練でした。毎月避難訓練で地震や火災などの想定で避難訓練を行いますが、今回は水害でホール棟の屋上に避難しました。気温が低かったので子どもたちはすぐにジャンパーを着て避難になりましたが、「チャックしめなきゃ💦」「防災頭巾かぶって~」とのんびりモードだったので、担任の保育士は「チャックが開いててもいいから、まず自分の命を守ることを一番に考えましょう」と伝えていました。その後、ライフジャケットを着る練習もしました。今年は乳児用と職員用のライフジャケットも購入したので、1,2歳児も着る練習をしました。職員も順番に着用してみましたが、子どもたちは興味津々で見つめていました。1,2歳児も嫌がる子どもは一人もなく、みんな着たくて順番待ちをするほどでした。定期的にライフジャケットの着方を確認し、子どもたちにも色々な方法で命を守れることを知らせていきたいですね。

やってみたい!

 クリスマス会も終わり、室内の活動にもゆったりと取り組める時間が増えてきました。3歳児は「せんせい、ちょっとこっちにきて!」と教具の場所まで保育士を連れていき、「これやってみたい!」と興味津々です。文字教具の「かなくら」は五十音に加え、濁音にも興味を示して取り組み、果物や動物の名称を探して並べ、書くための練習をしています。また、「つむ棒箱」という数教具に真剣な表情で取り組む子どもは、0~9の仕切りのなかにつむ棒を数えながら入れ、0(ゼロ)は何もないことを学んでいます。束になったつむ棒(9なら1の棒が9本)がバラバラにならないように輪ゴムでとめるのですが、一度見本を見せると「やってみたい!」気持ちがあふれ、手を動かしたくて仕方ない様子でした。他にも絵カードや色付き円柱等、それぞれ真剣な表情で活動に集中し、「あしたもまたやる!」と楽しみにしています。

クリスマス会

12月15日、保育園ではイエス様の誕生をお祝いするクリスマス会が行われました。コロナ以降久しぶりに保護者の入れ替えはせず、みんな一緒に参加することができました。1、2歳児は練習の時から可愛い衣装を着ると嬉しくてワクワク感いっぱいでした。本番もみんな笑顔で楽しそうに踊っていました。3歳児はリズム劇「ブレーメンの音楽隊」を演じました。練習の時は恥ずかしくて声も小さかったのですが、練習を重ねるうちにCDよりも大きな声で台詞が言えるようになり、本番も元気いっぱい、楽しそうに演じていました。そして4,5歳児は毎年子どもたちが受け継いでいく降誕劇です。4歳児は保育士が話し合って役を決めますが、5歳児は自分がやってみたい役、挑戦したい役を第三希望まで紙に書き、それから子どもたちみんなで話し合って役決めをしていきます。5歳児は降誕劇への思いが強いので、「絶対に〇〇の役がやりたい!」「どうやってきめる?」「〇〇ちゃんがこの役を頑張れると思う」「僕はこの役がやりたいけど、〇〇君がやっていいよ」等、子どもたちなりに自分の思いを伝えたり、譲ったり、なりたい役になれなくて涙を流したり・・・。今年は役が決まるまで2日間話し合いがもたれましたが、役が決まるとみんな自分なりに気持ちの整理をし、台本を手に一生懸命台詞や動きを覚えて練習に励んでいました。舞台裏では、5歳児が「みんな、ちゃんと歌って!」「壁によりかからないでしっかり!」と4歳児を励ましながら頑張っていたようです。子どもたちを舞台に送り出したら、保育士は積み重ねてきた練習や子どもたちの力を信じて幕中から見守るだけです。本番も堂々と役になりきり、子どもたち同士が助け合いながら立派に降誕劇を行うことができました。

熱中しています!

 秋を通り越して冬の気配とともに、寒さも増してきました。でもこの時期は子どもたちの活動への興味や関心も広がり、個々の活動に熱中しています。1歳児は物のあけ移しでスプーンを使ってポンポンをすくい器にあけ移して遊んでいます。2歳児も同じく物のあけ移しですが、箸を使用しています。遊びの中で箸の扱い方を学び、開閉も上手にできようになり、何度もスポンジをはさんであけ移して遊んでいます。3歳児はメタルインという教具を行っていて、手首をやわらかく回転させながら色鉛筆で形の枠をなぞったり、横線や縦線をひいて模様を描いています。「自分で名前もかける!」と裏に上手に名前も書いていました。4歳児は数教具でつむ棒箱に取り組んでいます。1本の棒を「1」として、「2」の箱には「1.2」と数えながら棒を入れ、9まで数えながら棒を入れていきます。最後に「0」の紹介をして、「なんにもな~い!」と嬉しそうでした。その後、1~9まで分けた棒を輪ゴムで束にすることで、全ての数は「1」という単位が集まってできていることを学び、子どもは自分の手を使いながら「0(ゼロ)」の概念を体験します。5歳児は誕生日カード製作に取り組んでいて、針を使って縫いさしを行っていますが、交互にスパンコールを通しています。どのクラスも発達に合わせた玩具や教具(環境)を設定することで、自分の手を使って「やりたいこと」「しりたいこと」を体験することができます。保育室が常に子どもにとって魅力的な場所であるように心がけたいですね。

七五三の集い

 11月14日、保育園では幼児クラスの子どもたちが修道院の聖堂で七五三の集いを行いました。聖堂に行く機会があまりないので、子どもたちには「神様のお部屋に行くから、心を静かにしようね」と伝え、一人ひとりイエス様にお辞儀(挨拶)をして聖堂に入りました。七五三の集いではみんながこれまで健康で大きく成長したことを感謝し、お祈りをしました。先日参観された4歳児のおばあ様が、子どもたちにとたくさんのあやとりを編んでプレゼントしてくれました。また、ベトナムのシスターからは5歳児にマリア様の置物もいただいたので、七五三のお祝いの記念に子どもたちにプレゼントしました。普段なかなかお会いすることがない方も、子どもたちのために心をつくしてくださることに感謝の気持ちでいっぱいになりました。そして、園長先生からは、「みんなの見えない所で、みんなのことを大切に思ってくれている人がたくさんいることを忘れないでください。」という話を聞き、色々な人に見守られながら大きくなっていることを、子どもながらに感じたようです。