桔梗の会

 9月15日(金)、保育園ではコロナウイルス流行期以来、4年ぶりに祖父母の皆様をお招きして桔梗の会(敬老会)を開催することができました。久しぶりということもあり、参加できるのは各世帯1名でしたが、それでも50名の祖父母の皆様にご参加いただきました。初めは祖父母と一緒に各コーナーの伝承遊び(お手玉、あやとり、紙風船、コマ、けん玉)で遊びました。また、製作コーナーは牛乳パックを使った紙コプター作りです。特に幼児クラスの子どもたちに人気で、完成すると祖父母の前で嬉しそうに飛ばして遊んでいました。10時からはホールで各年齢の出し物の発表です。1歳児は「ピカピカブー」をCDに合わせて踊り、2歳児はピアノに合わせて手遊び「3匹のコブタ」を歌いました。3歳児はかわいい動物のお面をつけて「山のワルツ」を歌いました。4歳児は「ホ!ホ!ホ!」を合奏や振りを加えて楽しそうに踊っていました。最後は5歳児の和太鼓演奏です。4月から練習を始めて曲太鼓「おおかみなんかこわくない」を元気いっぱいに演奏してくれました。成長するにつれ、子どもたちの表現活動も変化していきますが、久しぶりに祖父母の皆様の温かい眼差しに見守られ、何よりも子どもたちの嬉しそうな表情が輝いていた一日でした。

 

ハロー6ちゃんクラス

 先日5歳児は、「ハロー6ちゃんクラス」に参加しました。歯科衛生士の方が来訪し、6歳臼歯の話や、歯磨きの仕方、どのような食べ物が虫歯にならないか?等、たくさんの話をしてくれました。まだ6歳臼歯が出てきてない子どももいますが、「6歳臼歯(子どもたちは6ちゃんと呼んでいます)は強い歯だけど、でこぼこしていて溝があるので、よく磨かないと虫歯になりやすい歯です。」という話があり、子どもたちはよく聞いていました。一人ずつ模型の6歳臼歯を触って確認し、「ほんとだ!でこぼこしてる」「こうなってるんだ~」等、実際に模型を見て興味を示していました。その後も歯の模型を使って歯磨きの仕方を確認し、自分の指を使って歯ブラシの動かし方を練習しました。最後には子どもたちの大好きなクイズです。せんべいや、チョコレート,果物、ジュースなど、どれが虫歯になりやすいのかを考えました。子どもたちはよく理解していて、正解すると大喜びでした。保育園では幼児クラスになると、給食後とおやつ後に歯磨き(ブラッシングのみ)を行っているので、「食べたら磨く」習慣が身についてきています。ご家庭でも食後の歯磨きを行っていると思いますが、幼児期のうちは、①子どもが自分で磨いてみる→②保護者が仕上げ磨きをする、をしっかり行い、虫歯にならない健康な歯を守っていきましょう!

誕生日うれしいな!

 今年度は全体的に子どもたちの月齢が低いので、夏前から少しずつ誕生日を迎える子どもが増えてきました。保育園の誕生日会は一人ひとり、お子さんの生まれた日(保護者の仕事の都合に合わせて)に保護者の方もお招きして一緒にお祝いします。乳児、幼児クラス共に誕生日が近づくと誕生日カードを作成しています。幼児クラスになると、「もうすぐ誕生日だから、何を作ろうかな~?」と、とても楽しみにしています。市販のかわいいイラストや装飾のあるきらびやかなものではありませんが、子どもたちが日々の保育の中で活動している製作や絵画等を時間をかけて作り、今の成長段階がよくわかるものになっています。また、幼児クラスでは子どもの誕生日が近づくと、「〇がつ〇にちは、▲▲ちゃんのおたんじょうびです」と書かれたカゴを準備するので、クラスの子どもたちも友だちの誕生日プレゼントを嬉しそうに作っています。誕生日会は年の数のろうそくを立て、1本ずつ火を灯しながら1歳の時は…2歳の時は…等エピソードを紹介します。誕生日を迎えた子どもも、赤ちゃんの頃のエピソードを聞くとちょっぴり恥ずかしそうに照れ笑いをし、家族や友だち、先生たちみんなから大事にされ、愛されて育った喜びが満面の笑顔から伺えます。誕生日会をするたびに子どもたち一人ひとりが神様からの大切な贈り物であることを感じ、毎日を大切に保育していきたいなと思います。

あけ移しの「おしごと」

 保育園では8月に入ると家でゆったりと夏休みを過ごす子どもや、「うみにいった!」「ながれるプールであそんだんだぁ~!」「りょこうにいったよ。」「おばあちゃんのいえにいったんだ!」等、コロナ自粛中には聞けなかった子どもたちの嬉しそうな会話から、家族と一緒に楽しい夏休みを過ごした様子が伺えます。連日の猛暑続きで、保育園では日中戸外で思いっきり体を動かして遊ぶことやプール遊びを控えているので、「いつもと違う」体験は子どもにとって新たな発見や知識を深めていきますね。

 さて、保育園では常時いろいろな「あけ移しのおしごと」を設置しています。今回は色水を使ったあけ移しの紹介です。1歳児2名はビー玉のあけ移しに夢中です。(ビー玉は誤飲に十分注意し、必ず大人が傍で見守って下さい)2つの器に色水を入れ、1つの器にビー玉が入っていて、スプーンでビー玉をすくってあけ移します。初めて見る「おしごと」に興味津々の1歳児。また、ピッチャーに入った色水を慎重にあけ移しているのも1歳児です。2歳児はスポイト付きの容器に入った色水をガラスのコップに付いている目印の線まで注いでいます。幼児クラスになると「量線のあけ移し」で、3種のガラスのコップに目印の線があり、手首のコントロールをしながら線ぴったりに色水を注ぎます。年齢や発達によって内容は違いますが、「もののあけ移し」はちょっとしたコツを知らせると、子どもはいろいろなことができるようになっていきます。一回終わっても「もういっかい!」と何度も繰り返して遊びます。「自分でできる」のだと、子どもは自分の力を確かめているのです。

乳児クラス水遊び

 今週から1,2歳児も水遊びが始まりました。1歳児は初めての水遊びに興味津々で、水をジャバジャバと触って気持ちよさそうでした。保育園で行う水遊びが初めてのため、水がかかると泣いて嫌がったり、「やだよ~」と保育士にしがみついたりする子どももいましたが、少しずつ手や足に水をかけると、最後には楽しそうに水に触れていました。2歳児は待ちに待った水遊び!遊び方もダイナミックです。容器にすくった水を体にかけたり、いつもはおとなしいMちゃんが何度も自分の頭から水をかぶって大喜び!水遊びが始まったと同時に全身びしょ濡れです!子どもたちは自然物に触れて遊ぶと、心も身体も解放されていつもと違う姿を見せてくれるのでおもしろいです。その後も友だち同士で水のあけ移しをしたり、手持ちの容器に水を入れて上下に振り、「ラーメンで~す!」と、麺の湯切りの真似をする子どももいて、みんなで大笑いして遊びました。

おしごとに夢中!

 毎日30度越えの日が続き、なかなか日中は戸外活動ができない子どもたちですが、ホールでかけっこや体操をして、なるべく体を動かして遊ぶようにしています。2歳児クラスを見に行くと、保育室はとても静か。それぞれ個別の活動に集中し、繰り返し遊んでいます。ストロー通しをしていた男児は自分の背丈くらいの長さまで紙とストローを交互に通し、嬉しそうに見せてくれました。「貼る紙」をしていた女児は三角の形の紙を台紙に糊付けしています。糊がついた指を糊雑巾でふき取るので、1枚貼るたびに糊雑巾を洗いに行き、ぎゅ~と絞ってまた活動を始めます。他にもマジックテープ留めや、型はめパズル、はさみの一回きり等、何度も繰り返します。子どもはこの「繰り返し」が大好きです。繰り返すことで、「できる」→「できた!」と自信に変わっていき、一人でやり遂げる喜びを体験していきます。この繰り返しが自己肯定感を育てていきます。大人からみれば単純な活動ですが、子どもは遊びを通して自分自身を成長させているんですね。

とうもろこしの皮むき

 1歳児クラスは食育活動で、とうもろこしの皮むきを行いました。初めは保育士が皮をむいて見せ、とうもろこしが出てくるとみんな目をま~るくして見つめていました。子どもたちの目の前にとうもろこしを置くと、さっそく皮をむき始める子どもたち。力いっぱい引っ張っていました。実が見えてきて、とうもろこしのひげが出てくると、感触を楽しんで触ったり投げたりして遊ぶ子どもや、何だかわからないもじゃもじゃに手を引っ込める子ども等様々でした。旬の食材に直接触れ、皮の中から実が出てくる面白さを体験した1歳児。きれいにむいたらみんなで調理場まで届けにいきました。午睡明けにはとうもろこしご飯のおやつです。もりもり食べる姿が目に浮かびます!

プール開始!

 毎日暑い日が続いていますね。保育園の子どもたちも少し疲れが出てきて、週末は体調を崩すお子さんもいましたが、今日から子どもたちが楽しみにしていたプール活動が始まりました。保育園の水遊びは必ずプールに入る職員、事故のないように活動を監視する職員を配置します。

子どもは5cmの深さでもおぼれる可能性があるので、プール活動は常時子どもの動きを観察し、安全を見守る必要がありますね。一番初めは4歳児から入水です。小人歩きやワニ歩き、フープくぐりなど、水の中でたくさん体を動かして遊びました。「ちょっと顔をつけてみるよ!」と保育士が声をかけると、ザブン!と潜る子どももいれば、水に顔がつくかつかないか?位のところで頑張る子どもなど様々でした。3歳児は幼児用のプールに入るのは初めてなので、恐るおそるプールで遊んでいる4歳児をドア越しから覗いて「うわぁ~!」と声を上げ、ドキドキでした。入水すると水中で手足をバタバタと動かし、大喜びでした。5歳児はフープを水面に置いて蹴伸びでフープをくぐりぬけ、水中を潜ることに挑戦しました。まだ顔に水がかかることに抵抗がある子どももいますが、みんな息を大きく吸ってチャレンジしていました。5歳児は最後にみんなで流れるプールをつくり、気持ちよさそうに遊んでいました。水に親しみ、自由に体を動かして活動すると心も開放されて、普段とは違う姿を見ることができてとても楽しいです。

さゆりなつまつり開催!

7月14日、保育園ではなつまつりが行われました。子どもたちは浴衣や甚兵衛さんをきて登園してきたので、いつもと違う雰囲気に朝からわくわく!うきうきでした。数日前から「なつまつりはどんなお楽しみがあるんだろう?」「何時までにくれば間に合う?」など、とても楽しみにしていました。当日はホールの天井にちょうちんが飾られ、ホールに入るなりお祭りの雰囲気に「わぁ~!!」と大喜びでした。わなげやつりなどのゲームコーナー、製作コーナー、ヨーヨーつり、あやとり屋さん(5歳児限定)など盛りだくさん!好きなコーナーにまっしぐらの子どもたちでした。いっぱい遊んだあとは、盆踊り「ドラえもん音頭」「アンパンマン音頭」「月夜のポンチャラリン」を踊り、子どもたちは汗びっしょりになって夏祭りを満喫しました。

幼児クラス食育活動

 7月12日、幼児クラスは食育活動で「フルーチェ」を作りました。初めに一通り、完成までの作り方を子どもたちに見せます。4,5歳児は昨年も作っているので、何となくイメージがわいてきます。食育活動の中でも調理体験は子どもたちにとって様々な体験ができます。包丁や調理器具の扱いを学ぶだけではなく、3,4,5歳児が同じグループになるため、5歳児が初めにやって見せ、3,4歳児にも同じように調理手順を知らせながら促したり、作ったものをグループの人数分で均等に分けたり・・・自分のことだけではなく、一緒に作る仲間のことを考えながらみんなで協力して作っていく工程が、子どもの成長にとても大切です。連日猛暑日が続いていたので、自分たちで作った冷たいフルーチェをおいしそうに食べていました。この時期にはのどごしもよいので、休日に親子で作ってみると楽しいですよ。

七夕集会

 7月7日、保育園では毎年七夕集会を行っています。1ヶ月前から笹飾りの材料を設置して(輪つなぎ・三角つなぎ・貝つなぎ・スイカ・ちょうちん・短冊等)子ども達が自由に製作を楽しみます。製作を始める前に必ず作り方のデモンストレーションをするので、翌日登園すると早速作り始めます。出来た笹飾りは修道院から頂いた大きな笹にみんなでつけました。1,2歳児は保育士と一緒に笹につけましたが、初めての体験の1歳児は興味津々で笹をサラサラと触る子どももいれば、大きな笹の木にびっくりしている子どももいました。幼児クラスは好きな場所に飾り、願いを込めた短冊も嬉しそうに飾っていました。飾り終わって笹を立てると、あまりの大きさに「わぁ~!!」と拍手と歓声がわきました。集会のお楽しみは「たなばた」のブラックシアター。織姫と彦星が天の川でカササギの橋を渡り、一年に一度会える日。子ども達は「今日の夜は空を見るね!」と楽しみにしています。給食は七夕の特別メニューで「七夕カレー」を食べました。カレーに星の人参やチーズが飾り付けられていて、いつも食べているカレーもちょっとした工夫で子ども達の食欲も倍増しますね。みんなで美味しく頂きました。

5歳児お泊り保育をしました!

 6月30日(金)~7月1日(土)で5歳児はお泊り保育を行いました。コロナ流行中は実施できていなかったので、久しぶりの宿泊でした。この日は少し早めにお迎えをお願いし、お家でシャワーのみ済ませてから夕方5時半に集合して開始です。夕食は子ども達がキャベツや人参を切り、みんなで焼きそば作りました。「おなかすいた~」「みんなでつくると、おいしいね!」と言いながら、もりもり食べました。お泊り保育で少し緊張気味だった子ども達も、夕食を食べたら少しほっとした様子でした。夜は小雨の中、職員が園庭で吹上花火を行い、「きれい~!」「せんせい、がんばって!」と歓声があがっていました。翌日は朝食作りやオリエンテーリング、スイカ割りなど盛りだくさん。特に盛り上がったのは「スイカ割り」でした。順番にアイマスクをしてチャレンジです。「みぎ!みぎ!」「そのまままっすぐ!」等、子ども達が誘導の声かけをして、女児がスイカの真ん中に命中すると大喜び。最後はスイカ割りを担当した職員が大当たりし、みんなでおいしく頂きました。初めは不安な表情だった子どもたち。初めて両親から離れて宿泊する子どもが殆どでしたが、お泊り保育の終わりには満面の笑顔で、たくさんの思い出をつくることができました。

5歳児ミニひまわりの種植え

 先日5歳児は足立区の「花のあるまちかど事業」でいただいたミニひまわりの種を植えました。一人ひとりカップに土を入れ準備しました。種を配ると「うめていいの?」

「どうやってうめるの?」等、興味津々です。種植えの指導をしてくれる職員が、「種は植える向きがあります。よく見ると種のとんがっている方がわかりますか?土の中でとんがった所から芽が出てくるので、とんがった方を下に向けて植えて下さい。」と知らせると、子ども達は土の真ん中に人差し指で穴をあけ、さっそく種を植えました。

その後、ジョウロで水を与え準備作業は完了です。元気に芽を出すのを楽しみに、みんなで育てていきます。芽が出たら各自お家に持ち帰るので、ひまわりが咲くのを楽しみにしています。

幼児クラス食育活動

 先日、幼児クラスは食育活動で「おかかチーズおにぎり」作りました。毎回食育活動では、調理の初めから完成するまでの調理工程を一通り子ども達に見せます。子ども達は作り方を何となく頭に入れ、いざ調理開始です。久しぶりに包丁を使用し、チーズを小さく切りました。3歳児は初めての包丁なので、保育士が持ち方や扱い方を丁寧に知らせ、実際に切る際も危険がないように見守りながら行いました。子ども達は小さなチーズを数切れ切る作業でしたが、3歳児は左手をちゃんと「猫の手(指を丸めて)」を意識して切っていました。4歳児は保育士の見本よりもさらに細かく切り、少し余裕のある表情が頼もしかったです。チーズが切り終わると5歳児がご飯と鰹節、チーズ、醤油を混ぜ、グループの人数分にご飯を分け、各自ラップおにぎりを作り給食でおいしくいただきました。

マリア祭

5月27日(土)に3,4,5歳児は親子一緒にマリア祭を行いました。親子各1本ずつマリア様にお捧げする花を持って登園し、マリア祭に向けて1ヶ月練習してきた子ども達は、本番を迎えとても嬉しそうな表情でした。この日は卒園した1年生6名も参加し、一緒にお祝いすることができました。5歳児は花まきや共同祈願、旗パレードと役割を子ども達で話し合い、練習が始まるとみんな意欲的に取り組んでいました。当日はいつも以上に子ども達の表情は自信に満ち溢れていて、それぞれの役割を立派に果たすことができました。母の日のお祝いには、子ども達が心を込めて作成した似顔絵やメッセージを書いたカードをプレゼントし、お母さんたちも笑顔で喜んでいました。天候にも恵まれ、やっと通常に近い状態で親子一緒にマリア祭をお祝いすることができ、子どもも保護者も職員も、喜びに満ちた嬉しい一日となりました。

1歳児 キャベツの観察

 5月23日、1歳児クラスでは食育活動でキャベツの観察を行いました。保育士が子ども達に半分に切ったキャベツを見せると、数名の子ども達は「なんだろう?」といった表情で注目しています。「これは、キャベツっていうんだよ。半分にしてみるね。」と開くと子ども達も「パ!」と声を出して興味を示していました。表の葉を子ども達に手渡すと、すぐに匂いを嗅いだり、ちぎったり。大きなキャベツの葉をもらった子どもは、早速「いないいない ばあっ!」と保育士を楽しませてくれます。月齢の低い男児は一生懸命キャベツをちぎろうとして、「う!」と小さな声を出して頑張っていて、見ていて微笑ましかったです。その後も葉を頭にのせたり、ほうきに見立ててちぎったキャベツを集めたり、実際に本物に触れて子ども達は楽しそうでした。この時期の子ども達は「おなじ」に気づいていきます。物と名称の一致は、まだ言葉で言えなくても保育士は「キャベツだよ」「これはキャベツ!」と何度も名称を聞かせます。もう少ししたら「キャベツどれ?」の質問に指さしをしてくれる子どもも増えてくるでしょう。おしゃべりが上手な女児は元気に「きゅうり!」と言い、野菜の仲間なんだなと気づいています。「キャベツだよ」と伝えると、「きゃばつ!ばきゃつ!ばけつ!」と名称を言い、保育士を笑わせてくれました。毎月食育活動を計画しているので、次回も楽しみです。

だんごむし 大好き!

 2歳児は最近、だんご虫探しに夢中です。園庭の草の下や植木鉢の近くを友だちと一緒に探しています。中には容器に何匹も見つけて入れて、「だんごむしだよ~」「あかちゃんもいるよ」と嬉しそうに見せてくれます。ちょうど子ども達の興味や関心が芽生えているので、活動の中で「だんご虫」製作を始めました。半円形の台紙に絵具で色を塗ります。しっかり腕まくりをしてやる気満々!!絵の具が乾いたら目を描いたり、口を貼って完成です。この時期の子ども達は興味のあるものが次々に移り変わっていきます。「今、繰り返し行っていること」「興味のあること」等そのままで終わらず、関連した絵本を読んだり、製作してみることもより深く物事を知るきっかけになり、興味の幅が広がっていきますよ。これから色々な生き物も観察できると思うので、子どものたちの新たな発見が楽しみです。

4.5歳児、春の遠足

 5月12日、4,5歳児は春の遠足であらかわ遊園に行ってきました。あらかわ遊園は3年ほど改修工事で閉園になっていたため、久しぶりの利用でした。動物広場は明るく見通しがよくなっていて、山羊や羊、リクガメをなでたり、一人ずつモルモットを抱っこして小動物との触れ合いを楽しみました。この日は集合も早かったので、早起きした子ども達は、動物見学が終わると「おなかすいた!」「おべんとうたべたい!」とおなかもぺこぺこ。それでも午前は豆汽車、午後は観覧車に乗り、園内や上空からの景色を満喫し、子ども達は笑顔いっぱいでした。待ちに待ったお弁当も友だちと見せ合ったり、保育士に自慢したり、子ども達はとても嬉しそうにモリモリ食べていました。最後のお楽しみは、長いローラー滑り台!みんな歓声をあげて滑ってきます。下までくるとまた走って階段を登りに行き、思った以上に子ども達の体力にびっくりしました.!

そして最寄り駅の北綾瀬駅を利用したので駅まで30分歩き、千代田線から都電の乗り換え、駅の階段の上り下り等、重いリュックを背負いながら子ども達は本当によく頑張り、たくさん歩きました。翌日、「足が痛くて、ママに足をもんでもらったよ💦」と話す子どもに思わず笑ってしまいました。天候にも恵まれ、子ども達にとってよい思い出となった一日でした。

〇〇おとしに夢中

 子どもは9~12ヶ月頃になると、「つまむ」「握る」「はめる」「落とす」ものに興味や関心を持ち始めます。保育園は1歳児がこの時期です。指先で物をつまんだり握ったりできるようになり、その後、物をつかんだら離すという手の動きが発達してきます。子どもたちは目と手の協応をしながら、手の動きの洗練のために身の回りの物にたくさん触れていきます。物を穴に落とす遊びはとても単純に見えますが、視覚を通して脳に伝達し、筋肉をコントロールしながら穴をめがけて「落とす」など、身体の中では色々なことを瞬時に行っています。1歳児クラスでは洗濯ボールやネームプレート、ストロー、チェリング等、(誤飲に気を付けながら提示しましょう)生活の中にある材料で遊びの工夫をしています。様々な大きさ、長さ、形の「落とす」遊びを準備すると、手全体で握る子どもや指先でつまんで持てるようになった子どもなど発達によって違いはありますが、みんな何度も繰り返し夢中になって遊びます。ご家庭でもちょっとした工夫で、子どもの興味の幅が広がっていきますよ。

公園で遊んだよ!

 新学期が始まって1ヶ月、幼児クラスの生活にも慣れてきた子ども達は、久しぶりに園外保育に出かけました。3歳児の歩行のペースに合わせて歩いたので、片道30分弱かかりました。公園に着くと必ず活動前に「公園での約束」を伝えています。①公園の外には出ない。②トイレに行く時は必ず先生と行く。③知らない人、知っている人にもついて行かない。④笛が鳴ったら先生の所に集まる。この4つの約束はいつも子どもたちと確認をしています。この日は日差しも眩しく、子ども達の顔も真っ赤になるほどの良い天気でした。遊具で友だちと遊んだり、保育園より高い雲梯にチャレンジしたり。3歳児は木の枝を拾い、地面を掘ったりテントウムシを見つけて木にのせて観察したり、たくさん身体を動かして遊びました。公園内を自由に活動する子ども達なので、活動途中も30分に一回点呼をとり、みんな揃っているか確認します。3歳児は遊び疲れて、帰り道は大あくびでした。