2歳児の遊び

 新学期がスタートしました。まだまだ新入園の子ども達は保護者の方と離れる際には大泣きの毎日ですが、遊びが始まるとブロックやトンカチとんとん、玉おとし等、それぞれ玩具で楽しそうに遊べる時間が増えてきました。進級した2歳児は大泣きの子どもたちをよそに、自分のやりたい玩具を机に運んで、黙々と取り組んでいます。左の写真は「ひも通し」です。紐の先は木の棒が付いているため、まだ指先のコントロールが上手くいかなくても棒を握って穴に通すことができます。全て通し終わると、、?ぜんぶひとりでできたよ!”と言わんばかりに、空になったカゴを自慢気に保育士に見せています。右の写真は「スナップ留め」です。フエルトでできた動物の両手にはスナップが一つずつ付いていて、全て留めると動物たちが手をつなぎます。このお子さんも保育士の手を引っ張って動物をつんつん!とたたきながら、”ぜんぶできたよ!”のアピールをします。「一人でできたね。」と声をかけると、満足そうにニッコリ笑い、一人でできた喜びを実感することができます。2歳児になると、自分の世話が少しずつできるようになっていきます。パジャマのボタンやスナップに関心を示し、「じぶんで!!」が増えてきます。遊びの中でボタンやスナップ、チャックなど練習できると良いですね。「じぶんで!!」が増えてくるこの時期、「どのように関わったら子どもが一人でできるようになるか」を意識した援助を心掛けたいですね。