1歳児の指先の遊び

 入園して2週間、少しずつ新しい環境や保育士に親しみを持つようになり、室内でも玩具に興味を示すようになりました。穴の空いた容器に物を入れる”遊びです。左は蓋に丸い穴が開いていて長さ3cmほどの木の棒を差し込みます。右写真は容器に細長い穴が開いていて、丸いコインを入れます。どれも指先の敏感な1歳児が好んで行い、何度も何度も繰り返します。全て入れると容器を振って「もういっかい!」の合図をします。この時期の子どもは小さな物を握る、つまむ等の動作をよくしますね。簡単な動作に見えますが、目で見て→脳で動きを判断し→手首のコントロールに伝達→小さな物をつまむ→穴に集中して差し込む・・・等の一連の動作を瞬時に判断して行えるようになっているのです。このような小さな物を扱う場合は、子どもの誤飲に十分に注意をしなければなりませんが、危険だからと言って指先の敏感なこの時期の子どもの遊びを制限してしまうのも、もったいないですね。身近なもので子どもの発達に合った遊びを工夫していきたいですね。