幼児クラスの子どもが感覚教具を使って「おしごと」をしているところです。ピンクタワー(大きさの違いを知る)をしている3歳児は一番小さい立方体を真剣な表情で積み上げています。3歳になると大小のわずかな違いに気づけるようになるので、順序正しくきれいなハーモニーを作ることができます。「はめこみ円柱」をしているのも3歳児で、2種類使用して高さや太さの違いを見極めています。つまみを三指でつまむことにより、文字を書くための指先の訓練につながります。「色板Ⅲ」を行っているのは4歳児。同じ黄色の仲間でも色板のわずかな色の違いに気づき、一つずつ見比べて濃淡の順に並べていきます。モンテッソーリ独特の教具や秩序正しく並んでいるもの、具体物に触れる活動を通して、子どもたちは意識して触るようになり、わずかな違いがわかる子どもに育っていきます。