「縫いさし」の活動の紹介です。生活教具の一つで、目と手の協応を促します。2歳児から提供します。縫いさしセットには細い毛糸・刺繍針・目打ち・ハサミが入っていて、目打ちで穴を開けるためのタオルを準備します。初めは直線から行います。直線に黒丸が均等に描いてあり、その黒丸を目打ちで穴をあけます。次に縫う線や絵柄に合わせた長さに糸を切ります。初めは保育士と一緒に糸の長さを確認したり、玉結びのやり方をゆっくり見せます。その後は線に沿って上・下・上・下・・・と紙をひっくり返すことを知らせながら波縫いをしていきます。幼児クラスになると季節に合わせて色々な絵柄の台紙で行い、応用編では二色の毛糸を交互に通したり、スパンコールを通すなど、少し難しい作業にも挑戦して楽しんでいます。針や目打ちなど、初めに使い方を間違えたら危ないことをしっかり子どもに伝えることが大事です。約束をきちんとすることで、子ども自身が慎重に扱い、たくさんの経験を積むことができるのです。