11月から2歳児クラスに着衣枠を設置しました。ボタンから始まりファスナー・安全ピン・リボン結び等々、子ども達の発達や生活環境に合わせて入れ替えています。寒くなり上着を着て登園するようになったので、2歳児はファスナーに興味を示しています。着衣枠は指先のコントロールを促し、身づくろいの練習をする教具です。幼い子どもは洋服を着ながらファスナーやボタンを留めるのはとても難しいですが、自分の洋服についている一部分を取り出して練習すると、留め方や仕組みが理解できるようになります。2歳児は「じぶんで!」と挑戦しますが、まだ留め口がしっかりはまらず難しいです。その一部分を何回も繰り返して練習するうちに、自分の全体がみえて一人でできるようになります。身の回りのことが自分でできるようになることは、子どもにとって大きな喜びです。そのためにもボタンやファスナーが付いている衣類は、着る前に広げて留め方を練習したり、自分でできるボタンの大きさの衣類を選ぶなど、大人の配慮が必要ですね。