熱中しています!

 秋を通り越して冬の気配とともに、寒さも増してきました。でもこの時期は子どもたちの活動への興味や関心も広がり、個々の活動に熱中しています。1歳児は物のあけ移しでスプーンを使ってポンポンをすくい器にあけ移して遊んでいます。2歳児も同じく物のあけ移しですが、箸を使用しています。遊びの中で箸の扱い方を学び、開閉も上手にできようになり、何度もスポンジをはさんであけ移して遊んでいます。3歳児はメタルインという教具を行っていて、手首をやわらかく回転させながら色鉛筆で形の枠をなぞったり、横線や縦線をひいて模様を描いています。「自分で名前もかける!」と裏に上手に名前も書いていました。4歳児は数教具でつむ棒箱に取り組んでいます。1本の棒を「1」として、「2」の箱には「1.2」と数えながら棒を入れ、9まで数えながら棒を入れていきます。最後に「0」の紹介をして、「なんにもな~い!」と嬉しそうでした。その後、1~9まで分けた棒を輪ゴムで束にすることで、全ての数は「1」という単位が集まってできていることを学び、子どもは自分の手を使いながら「0(ゼロ)」の概念を体験します。5歳児は誕生日カード製作に取り組んでいて、針を使って縫いさしを行っていますが、交互にスパンコールを通しています。どのクラスも発達に合わせた玩具や教具(環境)を設定することで、自分の手を使って「やりたいこと」「しりたいこと」を体験することができます。保育室が常に子どもにとって魅力的な場所であるように心がけたいですね。