お仕事に夢中!

 先日1歳児クラスを覗くと、保育室の中がとても静かです。指先を使う遊びをたくさん行っている1歳児は、手首のコントロールや指先を起用につかい、ボタンや洗濯ばさみの「おしごと」に夢中です。みんなカメラを向けても気づかないほどの集中でした。色や形の弁別が理解できるようになっているので、「あか!」「あお!」と嬉しそうに教えてくれます。月齢の高い子どもは「おんなじ~」と嬉しそうに色を合わせて遊びます。絵カードは「しゃもじ」「はし」「スプーン」「おたま」など、本物の調理器具を絵カードの上に合わせておきます。単語を真似していえる子どもには、「これはしゃもじだよ。しゃもじ。」と何度も発音を聞かせます。例えば、子どもが「はち(はし)」と言っても、大人は「そうだね。”はし”だね。はし。」と、正しい名称や発音を聞かせていくことが大切です。真似して言ってみる、知ってる言葉を言ってみるなど、子どもの言葉を代弁しながら、話すことの楽しさや人とのやり取りの楽しさを知らせていきたいですね。