やっと秋らしい涼しさになりましたね。室内も久しぶりにクーラーを付けずに活動でき、各年齢の子どもたちもそれぞれ興味のある活動にじっくりと取り組んでいました。1歳児は積み木の穴にひもを入れることはできていましたが、最近そのひもを引っ張ることがわかり、積み木を長く通して嬉しそうでした。2歳児はフエルトのスナップ留めに熱中していて、パチン!と留めると自分の腕に通し楽しんでいます。3,4歳児は数のおしごとで、一人でじっくりと数を数え、集中しています。数棒と数字板を一致させたり、つむ棒箱では全ての数字が1という単位が集まってできていることを理解し、輪ゴムでまとめていました。5歳児は円柱さしを集団で行っていました。太さや高さが少しずつ違う円柱を取り出し、順番にぴったり合う円柱を探してはめ込んでいます。特に円柱さしは「間違いが自分でわかるしくみ」になっているので、自分で間違いに気づいてやり直すことはやる気や自発性、わずかな違いに気づく力が身についていきます。保育士は子どもに教具・教材を提供しますが、子どもが理解できていることを確認すると「全部できたら呼んでね。」とその場から離れます。最後に子どもが行った活動を一緒に確認しますが、間違っていてもよいのです。また時期を変えて行った時には、ちゃんと理解してできるようになっていきます。教具がなくても日常生活の中でパジャマのボタンを留めたり、身近なものの数を数えたり、子どもの興味に合わせて提供できるものはたくさんあるので、子どもがその時にやりたいと思えることが繰り返しできるような時間がもてるとよいですね。